地域の魅力をプロモーション! 移住ニーズを促した旭川市のシニアマーケ成功事例

「移住促進」を目的として、地域の魅力をプロモーションする具体的な方法を検討されていた旭川市。

ハルメクでは、プロモーションをするに当たっての調査~設計から、雑誌への記事出稿・イベント企画の運営といった施策実施までをご支援させていただきました。

今回は、当事例でのプロモーション内容・効果を詳しくご紹介していきます!

目次

旭川市の魅力をプロモーション!その手段とは?

日本では少子化が進み、平成17年度以降人口は右肩下がりを続けています。自治体にとって人口の減少は歳入の低下に結びつくため、人口減少対策の一環として、多くの自治体が移住政策を推進しています。

当記事で取り上げる北海道旭川市においても、市の重要計画に「移住促進」が位置づけられています。旭川市は人口34万人の北海道第2位のまち。都市と自然がほど良く調和し、毎年1万人以上の人が転入する暮らしやすいまちです。

そんな旭川市では、若者層、子育て層、シニア層を対象に、旭川の暮らしを伝える情報の発信や、移住相談会・移住体験ツアーの開催、移住支援金制度の創設などに取り組んでいます。
その一環として、弊社と共に「アクティブシニア層」をターゲットに移住プロモーションを行いました。

アクティブシニア層をターゲットに選んだ背景には時間とお金にゆとりがあり、積極的な行動が期待できると考えられたためです。

Step.1 「記事」を掲載して魅力を発信

同市の調査によると、過去に実際に移住した方たちの移住前の市の移住情報ページ閲覧率は約30%程度に留まるということがわかり、旭川市は移住者が情報収集に他媒体も使用していると考えてタイアップするメディアの選定を開始しました。

そのなかで、弊社の生活情報誌『ハルメク』アクティブシニア女性層を対象に月間約46.5万部の実売実績があり、同市のターゲット層に幅広く訴求できるという理由から、タイアップが実現することになります。

はじめに行ったのは、『ハルメク』の読者コミュニティを活用した記事掲載です。
読者目線で旭川の暮らしを紹介する記事を制作・掲載することで、移住顕在層はもちろん、潜在層の読者にも旭川の魅力を訴求することが狙いでした。

記事の具体的な内容としては、デザイン性の高い旭川家具や美しい草花が人気のガーデン、移住者などを紹介しました。さらに、誌面で旭川を紹介するナビゲーターには、旭川市在住の『ハルメク』読者を起用し、読者により親近感を感じてもらえるような構成に工夫しました。

Step.2 連動企画の「イベント」や「オリジナルツアー」で魅力を体験してもらう

さらに記事と連動する企画として、移住促進へとつなげるためのイベントを企画・実施しました。

具体的には、まず「旭川の豊かな暮らし」をテーマにしたイベントを東京で開催。
そのうえで、旭山動物園などの観光スポットを巡ったり、旭川市在住のハルメク読者の住まいや職場を訪問し、読者同士の交流会を通じて旭川の魅力を感じてもらったりする「暮らし体験ツアー」の企画設計から募集~催行までもハルメクで行いました。


イベントの狙いとして、まずは1度旭川市に来てもらって魅力を体験してもらい、将来の移住につながるようなきっかけを作りたかったので、イベントの目標としては「兎にも角にも、旭川に来てもらうこと」としました。

プロモーションの反響・効果は?

企画・実施したイベントと、ひとり当たり10万円以上のツアーの両方を合わせて計70人以上の参加者が集まりました。

また、今回の「移住プロモーションへの協力」にあたって、旭川在住の『ハルメク』読者約50人が快諾してくれたことで、前述の「暮らし体験ツアー」では旭川の名所めぐりや食事、買い物のほか、旭川在住読者の自宅や職場へ訪問させていただくことが可能になりました。夕食会には多くの読者が参加し、活発なコミュニケーションが生まれました。また、市民と自治体との新たな関係づくりや、まちの地域資源の掘り起こしにもつながりました。

参加者からの反響としても、同じ読者、同じ世代という接点によってコミュニケーションが活発化し、ツアー参加者全員が「本当に楽しかった。旭川にまた来たい」と答えてくれるなど好感触。
ツアーに「人」という情緒的な魅力が加わることで、旭川という土地やそこでの暮らしの魅力をより良く感じてもらえる企画が実現できました。

こうして、これまでなんの縁もなかった土地に新たな知り合いができ、「また行きたい」と思ってもらうことに成功しています。ハルメクの読者コミュニティを通じて「現地の人とのつながり」を感じられるツアーを実現できたことが、参加者が「また行きたい」と感じる理由を創出しています。

プロモーションで魅力を訴求。ハルメクの発信力の秘訣とは?

旭川市のプロモーションで高い効果を得た秘訣はなんでしょうか。
そこには、『ハルメク』の読者のロイヤリティの高さと、シニアとの最適なコミュニケーション手段を構想・実現する調査・イベント企画/運営ノウハウという2つのポイントがあります。

雑誌「ハルメク」読者のロイヤリティの高さ

『ハルメク』は長期に渡って、アクティブシニア女性を対象にしたイベントの企画から運営、開催後の分析まで一括して行ってきました。イベント事業だけでも、年間200本以上の企画を用意しています。
こうした実績で蓄積されたノウハウから、ターゲット顧客との最適なプロモーション戦略を企画して、事前調査や当日の運営まで一括して請け負うことが可能です。

加えて、ハルメクではシンクタンク部門が2,500人以上の読者モニターの意見を分析し、満足度向上につながる改善点を見つけ、各事業をブラッシュアップしています。数多くのイベントの企画や運営、消費者の声を元にして改善活動を行うことで蓄積してきたノウハウも、ハルメクの発信力の秘訣です。

今回の旭川市の事例は、より詳細な事例内容をパンフレットとして、ご希望の方に配布しております。
ご希望の方は、以下のフォームより「旭川市の事例パンフレット希望」とお申し付けください。

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その他、プロモーションしたい商品・地域など、どのような企画ができるか相談をしたいという方は、ヒアリングさせていただいた内容をもとに提案を作成することも可能ですので、ぜひこちらからお声掛けください。

この記事の監修者プロフィール

シニアマーケティングLAB事務局

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