シニアを購買者に変えるために実施するべきマーケティング施策 5選

前述の通り、いま日本ではシニア市場の規模はどんどん拡大しており、ビジネスチャンスを増しています。
しかし、シニアといってもさまざまな顧客がいます。
シニアのなかでも、どのような属性・嗜好を持った顧客層を獲得しようと狙うのかによって、選ぶべき施策や訴求方法が変わるのです。それぞれの企業によって、ターゲット層にリーチするためには、どんな施策を実施するべきかまったく異なってきますので、まずは自社に合った施策を見つけることからはじめましょう。

シニアを購買者に変えるためにおすすめの施策を5つまとめましたので、参考にしてください。

実施するべきシニアマーケティング施策 ～広告編～

施策①：誌面広告

最近では、スマートフォンやパソコンを使いこなすシニア層も増えてきましたが、それでもシニア顧客獲得にはまだまだ紙メディアが有効です。なかでも、若年層に比べて時間にゆとりがあるシニア層は、雑誌・書籍などの閲読率が高いといわれています。

雑誌であれば、趣味・嗜好やライフスタイルによって読者層が異なるので、自社のターゲットと合致する読者が多くいる媒体を見つけることができれば、広告効果を最大化することが可能です。
また、読者の趣味・嗜好やライフスタイルに合わせて広告クリエイティブを考えることで、より広告効果を上げることができます。

例えば、アクティブなシニア女性向けの商材を訴求する場合はNo.1シニア女性誌「ハルメク」がおすすめです。

▼シニアを獲得できる媒体「ハルメクグループ広告出稿についてのご案内」
https://biz.halmek.co.jp/lp/media-promotion/

施策②：チラシ同送広告

EC・通販などで購入された商品やカタログと一緒に、チラシをいれて送る広告手法です。
シニア層のなかでも、商品購買意欲の高い層がEC・通販を利用されていたり、あるいは食材・生活必需品などであれば、外出や遠出が難しい方などがEC・通販を利用されていたりします。

EC・通販の同送広告のメリットは、すでに何らかの商品を”購買している顧客”に広告訴求を行えるので、商品購入・消費活動に積極的な層にリーチできる、という点です。

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施策③：商品同梱広告

EC・通販などで購入された商品の発送時に、試供品付きチラシやサンプルを同梱して送付するプロモーション手法です。
対象顧客は必ず開封するので、高い着目率が得られます。また、通販で重要なリーセンシー1が対象顧客なので、サンプル付きの試供品など、次回の購入訴求にも適しています。

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施策④：イベント

ターゲットとするシニア層を対象にした、イベントの企画・実施もおすすめです。
販促イベントであれば、接客を通じてその場で商品の強み・特徴などを訴求することができたり、商品サンプルを使用してもらって広告だけでは伝わりにくい商品の良さ・使用感を実感してもらえたりと、購買に直結させやすいというメリットがあります。

ただし、リアル・イベントを行うメリットは、「商品購買に結び付きやすいこと」だけではありません。

リアル・イベントを実施することの強みは、なんといってもターゲット顧客の”生の声”を収集できることです。
たとえば、株式会社ポケモン様では、アプリ「ポケモンGO」をシニアに普及させるべく、まずは広告訴求ポイントを発見するために座談会形式のインタビューを企画して、「ポケモンGO」に対するシニア層の価値構造分析を行いました。

次に、「ポケモンGO」の利用を体験できるシニア向けウォーキングイベントを企画・実施し、利用者の生の声を収集した結果、シニア層が「ポケモンGO」を利用するにあたって”障壁となっていること”を発見、その後の利用拡大施策へと役立てることに成功しています。

実施するべきシニアマーケティング施策　～リサーチ編～

施策⑤：リサーチ

最後にご紹介するのは、「リサーチ」です。
シニア層といってもさまざまな属性や趣味・嗜好、ライフスタイルを持った層がいるため、ターゲットとして設定する層が、

「どんなことに興味・関心があるのか」
「商材に対してどんな意見を持つのか」
「悩み・課題・欲求を満たすために、何を欲しているのか（インサイト）」

などなど、顧客に関する情報を充分に理解して施策展開しなくては、どんな施策も充分な効果を上げることはできません。

ここで収集した情報が、広告訴求のクリエイティブや販促企画の立案などに役立てることに役立ち、結果としてシニアの購買者を増やすことに繋がります。

リサーチは、ターゲットの”生の声”を収集できる座談会・イベント企画・モニタリングなどの「質的調査」や、アンケートによって量産的に回答の母数を集め傾向分析を行う「量的調査」をうまく使いわけ、実施していくことが大切です。

シニアマーケティング実施の際の注意点とは？